
日本人の3人に一人は、睡眠にお悩みを抱えています。「なかなか寝付けない」「夜中に起きてしまう」「朝起きると疲れている」などの声をお聞きすることがよくあります。
そんなお悩みをお聞きした時には、睡眠改善インストラクターとして、いくつかのアドバイスをさせていただいております。
「なかなか寝付けない」というお悩みは、原因の一つとして、睡眠ホルモンの「メラトニン」が分泌抑制されていることです。メラトニンは日中は抑制され、夜間に増加します。いつも寝る時間の1~2時間前から分泌が始まります。パソコンやスマホの画面から出るブルーライトにより、脳は日中だと勘違いししメラトニン分泌を抑制してしまいます。
目の網膜にブルーライトが当たるだけで、交感神経を刺激してしまい、睡眠ホルモンのメラトニンがでないことで、なかなか寝付けないということが起こります。
私は昨年インフルエンザになって強制的に体験したことが、デジタルデトックスです。高熱が出ていたので1週間ほどパソコンもスマホもほとんど見ない生活をしました。インフルエンザの症状はあるものの、朝の目覚めのスッキリ感がとてもよかったこと、目の奥のあたりが軽い!!ああ、デジタル機器から離れるとこんなに違うのかと驚きました。
質の良い睡眠をとるために、できる限り寝る前にブルーライトを浴びることは避けたいですね。眠りたい時間の2時間前には、スマホやパソコンから離れて、できるなら家の中の照明も暗めにするのをおすすめ致します。ライフスタイルを少しずつ変えることで、みなさまの睡眠の質も良い方向へ変わっていきますよ。